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2020年12月

考案と意匠との違い(一致点、相違点問題)

 意匠法と実用新案法はどちらも物品に係るアイデアを保護する権利!  平成24年の本試験での出題された論点になります。  この様な論点では、なぜ発明と意匠との比較では無く、敢えて考案と意匠との比較かを考えることが重要となります。  比較問題の解法では定石となる考案と意匠の一致点、相違点を整理してみます。話は脇道に逸れますが、出願の審査における新規性の判断も請求項に係る発明と先願発明との一致点、相違点 […]

保護されない産業財産

 論文試験で、保護されない発明や意匠、商標について論述する事を求められた場合の切り口の解説です。  仮にこの様な論点が出題された場合、出題者の意図は1条の手段と法目的との関係を理解しているかの確認にあります。  この様な問題が出題される可能性のあるは、論述問題の出題傾向の高い意匠法ですので、意匠法1条をみてみます。  「この法律は、意匠の保護及び利用を図ることにより、意匠の創作を奨励し、もつて産業 […]