中小企業診断士二次試験(口述試験 コミュニケーション能力のチェック)合格率99%以上

口述試験試験は、筆記試験を突破した人が受けれる試験です。

筆記試験の事例から4題が出題され、それぞれ2分程度で回答するものであり、一人当たりの試験時間は約10分です。

事例Ⅰ~Ⅳの中から2つの事例が選ばれ、2✖️2=4題となることが多い様ですが、1事例から4題もしくは4事例から1題ずつという形式もあるようです。

筆者の場合、受験会場に着くと大部屋で自分の面接順が来るまで待機しました。

その後、受験時間が近づくと同じ受験時間の受験生のみで別部屋に移動し、時間になると受験生一人に対し一人の受験補佐官が受験会場の個室(教室)まで案内してくれます。(筆者はてっきりこの受験補佐官が試験官と思いました‥)

受験会場に着き、準備ができたら受験会場の扉をノックして入室する様に促され、口述試験スタートとなります。

この試験は落とすことを目的とする試験では無いため、試験を欠席する、試験で無言を貫く等の特殊な事情が無い限りは落ちることは無いと言われています。

ただ、口述試験中は資料を参照することができず、試験官との雑談も無く、決して和やかな雰囲気の場ではありませんでした

筆者も、筆者の回答に対して試験官が無反応だったので戸惑っていると、「まだ2分は経っていません。」とのみ指摘をされ、回答に対する一切のコメントはありませんでした。

正直、この試験官がコンサルタントとしてのコミュニケーション能力をチェックするのかと衝撃を受けました。

なお、筆者は口述試験で事例ⅢとⅣから2題ずつ出題されました。

事例3の問題では技術向上に向けた施策等、与件文の事例企業の課題に沿う問題が出題されたのですが、事例Ⅳ関連では突然、与件文に記入の無かったVR技術を投資で導入した場合の事例事業への影響が問われ大変、戸惑いました。

事例Ⅳに当たると筆者のケースのようにトリッキーな問題が出題される場合も考えられますが、各受験期間が公開している予想問題集を参照して事例企業の強み、弱み、外部環境と課題をしっかりと整理しておけば、試験会場の雰囲気にのまれなければ、乗り越えることはできると思います。

口述試験の予想問題集はTACや資格の大原が無料で公開しています。

一方、LECは有料の予想問題集を公開しています。口述試験を乗り切り、長かった受験勉強を切り上げて良い年を迎えましょう!

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