受験に対するモチベーションを持続するために行き着いた勉強持続のための秘訣
人生を変えるために資格を取得しようと思い立つ経験をされる人は多いと思いますが、いざ、勉強を始めてみて、途中で挫折することを避けるための記事です。
- 手順1:目指す資格が自分に必要かを考える。
- 手順2:段階的な目標を見える化する
- 手順3:ルーティン化する
手順1:目指す資格が自分に必要かを考える。
難関とされる士業の資格取得は通常は3年程度の長期戦を覚悟する必要があります。
試験日の直近2ヶ月程度は頑張れると思うのですが、難関資格の場合、目標を定め難い試験日の1年前から準備をしていかないと、さらに長期戦となってしまいます。
将来、弁護士事務所を開設したい、特許事務所を開設したい等の明確な目標があれば資格取得は必須の要件になります。
一方で漠然と資格を取得すれば就職が有利になる、転職が容易になる等の曖昧な理由では、長期戦を頑張り切れず途中で挫折するケースも多いです。
資格取得に必要な投資は、例えば勉強時間を600時間/年、テキストや予備校等の費用を20万円/年と仮定し、仮に時給を2,000円で換算すると年毎の投資額は140万円となります。
そこに目標年数をかけることで資格取得のために必要な資本の凡その見当がつきます。
挫折によって得ることもあるかもしれませんが、取得断念の方針変更は投じた時間や資金は純損失になります。
また、資格取得に向け、既に時間や資金を注ぎ込み、埋没コストが大きく撤退できずに惰性で受験を続ける選択をする人も出てくると思います。
資格取得はあくまで手段で、資格取得によって目的が達成されるケースは稀ですので、合格を目標にするのではなく、資格取得によって何ができるかを整理し、それを目指して頑張れる場合に挑戦するのが良いです。
士業の資格は登録後に能力担保の研修システムや勉強会等を通じたその業界における鮮度の高い情報や人とのネットワークが得られれるので、それを活用して自分の強みを補強又は弱みを克服し投資回収に繋げるというアプローチが良いと思います。
勉強開始の前に先ずは資格取得後のサポート体制や資格の活用法の情報収集を行ってみましょう。
手順2:段階的な目標を見える化する
目標が明確になり、資格取得に向けてのモチベーションが上がった後、受験日に向けてモチベーションを維持し続ける必要があります。
一年単位で準備をする難関資格の場合、一月単位に区切って計画を立てると良いです。
受験1年前であっても、一月単位で計画を立てると意外と時間が無い事が把握できると思います。
進捗の振り返りができるように計画表をすぐに目視で確認できる様にしておくことがお勧めです。
手順3:ルーティン化する
計画が立った後は勉強するかしないかを悩む時間は無駄です。
その時間を作らない様に勉強をルーティンにします。例えば朝起きて朝食までの時間と通勤時間は勉強をする等、自分の生活の中で決め事をしましょう。
形でも勉強道具を広げて無理にやり始めれば、意外と続けることができます。
ただ、全ての隙間時間を勉強することと決めてしまうと長期戦には耐えれないので、1週間程度試して無理の無いルールを設定し、後は受験日まで例外を作らず、ひたすら実行です。
最後に、「安全のABC」という言葉があります。
当たり前のこと(=A)、バカにせず(=B)、ちゃんとやる(=C)ということで、受験準備にも当てはまると思います。
勉強の効率化はできますが、結局、勉強しないで合格する事はできないので、ルーティン化で目標まで走り切りましょう。